経理職に向いている人・向いていない人とは?

「自分は経理職に向いてるのかな?」
転職を考え始めたケイタくんも、最初はそんな不安を抱えていました。
前職では営業職。数字に触れるのは苦手意識があったものの、
「そろそろ安定してスキルが積める仕事に就きたい」と考えた結果、
興味を持ったのが“経理職”でした。
とはいえ、性格や考え方によっては
向き・不向きを感じることもあるのが経理の世界。
そこで今回は、実際の経験者の声や現場のリアルをもとに、
経理職に向いている人・向いていない人の特徴をご紹介します。
経理職に向いている人の特徴とは?
1. コツコツ作業が苦にならない
毎日同じような処理を繰り返す中でも、
「終わった」「片付いた」と感じる達成感がある人は向いています。
特に、日々の仕訳や伝票処理などはコツコツ型が強みを発揮します。
2. ミスに気づける慎重さがある
数字の世界では「ケアレスミス」が大きなトラブルにつながることも。
だからこそ、確認作業に手を抜かず、違和感に気づける力は重要です。
ちょっとした違いに「ん?」と反応できる人は、現場でも信頼されます。
3. 一人で集中するのが得意
経理は、静かな環境で黙々と取り組む時間が多め。
周りとにぎやかに話すより、「自分の世界に入れる時間が心地いい」
と感じる人にはピッタリの職場かもしれません。
4. スケジュールを守れる
「締め切り」が多いのも経理の特徴。
月末月初、決算期、税務申告…など、
タスクに優先順位をつけて計画的に動ける人は安心感があります。
逆に「経理に向かない人」の傾向とは?
1. 臨機応変さを求めるタイプ
「今日はどんな仕事があるかな?」と変化を求める人には、
ルーチン中心の経理は物足りなく感じることがあります。
同じことの繰り返しが退屈に思えるなら要注意です。
2. 数字や細かいチェックが苦手
経理において「だいたい合ってる」は通用しません。
「正確に、根拠を持って」数字を扱うため、
細かさを苦に感じるタイプだとストレスがたまる可能性も。
3. コミュニケーション中心の仕事が好き
人と話すことで元気になるタイプや、
チームワークで動く仕事にやりがいを感じる人は、
やや孤独に感じることもあるかもしれません。
実際に働いてみて「合う・合わない」が分かることも
ただし、向き不向きは「始めてみないとわからない」ことも多いもの。
実際、ケイタくんも最初は「数字が苦手だけど大丈夫かな」と不安でしたが、
いざ仕事を始めてみると、「自分の性格と相性が良かった」と感じる場面が多かったそうです。
また、経理職といっても、
企業の規模やチームの雰囲気によって業務の幅やスタイルも様々。
自分に合った職場を見つけるためには、
転職エージェントをうまく活用するのも有効な手段です。
まとめ|「向いてる・向いてない」は絶対じゃない

経理職に向いている性格やタイプはあるものの、
それが全ての人に当てはまるわけではありません。
むしろ、「苦手だと思っていたけど実際は好きだった」
「意外と合っていた」と感じる人も多く、
第一歩を踏み出すことが転機になるケースもあります。
大切なのは、自分のペースで進められる職場と出会うこと。
「向いていないかも…」と感じる人も、
ぜひ一度、経理の世界をのぞいてみてください。