はじめに|経理経験者が士業資格を目指す理由

経理として働く中で、「このままのキャリアでいいのか?」と悩むことはありませんか?
日々の業務は慣れてきたものの、成長の実感が持てず、将来に漠然とした不安を抱える――
そんな想いを持つ人にとって、「税理士」や「公認会計士」は、新たな選択肢となり得ます。
ケイタくんも経理歴5年。
ルーティン業務に追われる中で、「専門性をもっと高めたい」という思いが強くなり、
資格取得を視野に入れ始めました。
税理士になるには?必要な試験とルート
税理士になるには、原則として「税理士試験」に合格する必要があります。
試験科目は11科目あり、そのうち5科目に合格すればOK。
ただし、一度に全て受験する必要はなく、科目合格制なので、働きながらでも少しずつ合格を積み重ねることが可能です。
受験資格には「学歴・職歴・資格」のいずれかの要件が必要です。
例えば、日商簿記1級、または大学で会計学や法律を1科目以上履修していれば受験できます。
公認会計士になるには?短答式・論文式の2ステップ
一方、公認会計士は「短答式試験」と「論文式試験」の2段階構成。
年2回実施される短答式に合格後、次の論文式を目指します。
難易度は高く、勉強時間の目安は3,000〜4,000時間とも言われますが、
経理実務経験がある人は会計・監査科目の理解が早く、有利になることも。
合格後は監査法人への就職が一般的ですが、近年は一般企業やスタートアップでの活躍も増えています。
仕事と両立できる?学習スタイルの選び方

働きながら学ぶ場合は、通信講座やオンラインスクールが主流です。
特にTACや資格の大原などは、士業向け講座が充実しており、
平日夜や週末に無理なく進められるカリキュラムが用意されています。
また、社会人経験者向けの割引制度や、「〇年合格コース」など長期型の講座も。
自分のペースやライフスタイルに合わせて選ぶことが、継続のカギとなります。
費用はどのくらいかかる?資格取得までの現実
税理士:1科目あたり5〜10万円程度、5科目合計で約30〜50万円
公認会計士:初学者向けコースで約50〜70万円が相場です。
もちろん、独学で抑えることも可能ですが、合格率を考えると、
信頼できるスクールに投資する価値は十分にあります。
資格取得後のキャリア|独立?企業内士業?
資格を取得した後のキャリアパスは、大きく2つに分かれます。
ひとつは独立開業して税理士・公認会計士として事務所を構えるルート。
もうひとつは、企業や会計事務所に所属しながら、専門性を活かして働くルートです。
とくに近年は「企業内士業」として、上場企業の経理部門や内部監査部門で活躍する人も増えています。
資格を取得したあとも、キャリアの広がりは多様です。
まとめ|「いつか」ではなく「今から」動き出そう
社会人から士業を目指すのは、決して簡単な道ではありません。
しかし、現場で実務経験を積んできた経理経験者だからこそ、
「実務と理論を結びつけた学習」ができるという強みがあります。
また最近では、働きながら学べるカリキュラムを用意している通信講座やスクールも増えており、
「忙しくてもあきらめない」選択肢が広がっています。
LEC東京リーガルマインドでの学習も視野に
税理士・公認会計士を目指す社会人の中には、LEC東京リーガルマインドの通信講座を活用する人も多数。
自分のペースで学べるオンライン授業や、実務家講師による丁寧な指導が魅力です。
「どこから始めたらいいか分からない」「本当に合格できるのか不安…」
そんな方は、まず無料資料請求からはじめてみるのも一つの手です。