「お金、もう少しだけ整えたい」——そんな漠然とした思いから、私のNISAデビューは始まりました。
実は、投資にはずっと興味がありました。けれど、どこかで「自分にはまだ早い」「リスクが怖い」と思い込んでいたんです。
そんなときに話題になったのが新NISA制度(2024年〜)。非課税枠の拡大や制度の恒久化が後押しになり、「これは始めるタイミングだ」と感じました。
積み立てNISAからの一歩
実は、それ以前から「積み立てNISA」で、毎月1.5万円ほどを3年ほど続けていました。商品は eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)。
とはいえ、当時は“とりあえず積み立てておけばいい”くらいの感覚。でも、新NISAが始まったことで、
- 成長投資枠で個別株を買える
- 年間360万円、最大1800万円まで非課税
- 売却後も枠が復活する
──こうした仕組みに魅力を感じ、本格的に投資を意識するようになりました。
初めての個別株、選び方は「直感+仕事目線」
最初に買ったのは、知名度はそこまで高くないけれど「サービスを使ったことがある」「身近に感じる」会社。
銘柄を決めるときには、自然と「財務諸表、どうなってるかな?」というクセが出ました。
経理職である自分にとって、貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)はまさに“日常”。だからこそ、「売上高は伸びてる?」「自己資本比率は?」など、読み解くのが少し楽しくもありました。
同じように悩む方へ:投資は「暮らしを見る目」を育てる
株式投資を始めたことで、ニュースの見方も変わりました。決算や業界動向にアンテナを張るようになり、社会の流れと自分の仕事が地続きにつながった感覚があります。
お金を整えたい。でも、何から始めればいいかわからない。──そんなときこそ、「まず100株、買ってみる」という経験が、意外なほど背中を押してくれます。
これから少しずつ、経理職ならではの目線で、投資のことも発信していきます。