「そろそろ将来のことも考えて、ちゃんとお金を増やしていかないとな」
そんなことを思い始めたのは、転職して数か月たった頃でした。
以前の職場では、収入の先行きが見えにくくて、毎月の生活費をやりくりするだけで精一杯。
投資なんて、夢のまた夢…と思っていたのが正直なところです。
転職して変わった「心の余裕」と「時間の使い方」
転職先は、安定した財務基盤のある企業でした。
残業も以前より減り、収入も少しずつ増加。
気がつけば、毎月の貯蓄にも余裕が出てきて「これって、投資に回せるんじゃ?」という意識が芽生えました。
経理職という仕事柄、お金の流れには敏感な方だとは思っていましたが、
「自分のお金を、働かせる」という視点は、それまでほとんどなかったんです。
“投資を始めるなら、まずは安定した収入基盤から”
転職をきっかけに、自分の収入と生活スタイルを整えることができたことで、
ようやく「投資をしても大丈夫」という気持ちになれました。
とはいえ、最初は慎重でした。
いきなり株を買うのはハードルが高かったので、つみたてNISAからスタート。
少額でも“積み立てる”ことで、だんだん投資に対する抵抗感が薄れていきました。
「投資って、意外と難しくないんだな」
そう感じられたのも、転職で生活の基盤が整ったおかげです。
経理職だからこそ活かせる“数字感覚”
投資信託を経て、今では個別株にも挑戦しています。
会社の決算資料や業績報告を見ることが仕事である自分にとって、
企業の中身を見ながら投資先を選ぶのは、むしろ自然な流れでした。
「この会社、いい数字出してるな」「自己資本比率も安定してる」
そんな視点で選んだ株が、思ったより堅調に育っていくのを見ると、
経理としてのスキルが投資にも活きている実感があります。
転職も投資も、“自分のお金をどう動かすか”の選択
こうして振り返ってみると、転職と投資って、実は似ている気がします。
どちらも「自分の未来に向けて、お金と時間をどう使うか」という問いに向き合う行動だから。
収入が整い、余裕ができて初めて、投資という選択肢が現実になる。
だからこそ、投資の第一歩は“生活を安定させること”なのかもしれません。
まとめ|まずは「働き方」を整えてから
もしも今、投資を始めたいけれど不安を感じている人がいたら、
私はこう言いたいです。
「焦らなくても大丈夫。まずは転職でも副業でもいいから、自分の収入と時間を見直してみて」
お金に働いてもらうには、まずは自分自身の働き方を整える。
それが、経理職の私がたどり着いた“お金の増やし方の順番”でした。